江ぐち、ハイバイ、前田司郎

昼に(初の)江ぐちでらーめん。賛否分かれるお店と聞いていたので、ちょっと構えていましたが、味はけっこうあっさりしていて麺が独特で、くせになりそう。お店の雰囲気もアットホームでいい感じです。本屋で「スタジオボイス」のミニマル特集号を購入。前号はボイスの総括号で、今回で誌面がリニューアル。ビシビシと気合いが伝わってきます。夜に渋谷のアップリンクで「劇談、土佐有明。」。ゲストにハイバイの岩井さん。知り合いがみなハイバイを絶賛するのですごく気になっていまして、たしかに映像を観るだけでもおもしろそう。ふだんの岩井さんは、「喜怒哀楽」のパーセンテージでいうと、75パーが「怒」とおっしゃっていて、作品も笑いで引きつけつつも、描こうとしているのは「怒」に起因する何か、なのかもしれないと思いました。おしっこにいけない状況や、理不尽な父親の存在、謝らないコンビニの店員…。最後は岩井さんの思いつきの提案で、BOOWYの「Bad feeling」(何かいやなことがあったからこの曲なのでしょう)に合わせて役者が踊る映像を観て笑っておわった。おもしろかったけれど、土佐さんはこれでいいのかな、とちょっと困ったふうでもあって、岩井さんも悦に入りながらも、すこししっくりきてないようにも見えた。それは、この映像だけ切り取って観ても、たんに笑えるというだけで、「怒」に起因する何かを感じることができないからかな、と思いました(ハイバイをじっさいには観ていないので、かなり見当はずれなこと言ってるかも…)。帰りに阿佐ヶ谷ロフトに寄って「前田司郎さんとだらだら飲もう!」の打ち上げに同席させていただいた。前田さんの怪談、聞きたかった…。