音羽館と田中りえさん

西荻窪の古本屋さん 音羽館の日々と仕事』(本の雑誌社)を読んで、
小説家の田中りえさんが亡くなったことを知った。

りえさんの絵本「ブレーメンのおとしもの」のデザインを担当させていただき、
りえさんと編集の須川さんとで、取り扱いの相談にうかがったのが、
音羽館を知った最初だったとおもう。



今日、音羽館にいくと、お店で偶然、
配給会社スローラーナーの越川さんにお会いした。

音羽館の本に掲載されている越川さんの文章を読んで、
ひさしぶりにお会いしたいと思っていたので、音羽館で再会し、
お話しすることができたのがうれしかった。

おもえば、初めて単行本のデザインを担当した本は、
越川さんと、「ブレーメン〜」の編集者でもある
須川さんの作った映画の本だった。

その頃は町田に住んでいて、ブックオフが登場するまえは、
古本屋といえば、駅前のビルにあった高原書店だった。

音羽館の店主・広瀬さんは、その高原書店に10年勤務したのち、
音羽館を立ち上げた、と、本には書いてあった。

つい先日、音羽館で取り扱っていただいた「10年メモ」の
最後の一冊が売れた。



以前このブログで紹介した、すきすきスウィッチの「おみやげ」を気に入り
「何度もきいた」と、りえさんからメールをいただいたことがある。

明日と明後日、吉祥寺ですきすきスウィッチのライブがありますけど、
会場で会えるでしょうか。

もしすれちがってしまったら、「ブレーメンのおとしもの」の
原画展を開催した古本屋さん、百年に寄ってみますね。

田中りえさんのホームページ
http://www1.ocn.ne.jp/~riedesu/