nununununu2005-05-09

■5/6 学生の頃に通っていた喫茶店『レスパス・ドゥ・ラルク』が閉店した。やっぱり“場”は大切だなとあらためて思う。いま振り返ると、19761977というユニットは、バイト仲間だった相方と仕事帰りにこのお店であれこれと話をするのが楽しかったからやっていたのかもしれない、とも思う。夜の11時過ぎまでやってる喫茶店ってあんまりないよなあ(規定の閉店時間は8時くらいだったような…)。ブレンドコーヒーと季節のアイスクリームのセットで400円もしなかったんだから、かなりリーズナブルだったなあ。アイスクリーム最高においしかったなああ。マスターには、現代音楽やらプログレやら変わったテクノやら不思議な民族音楽やら形容しがたい何かやら、いろいろ聴かせてもらったなあ。ボリス・ヴィアンの息子のLP、借りたままだなああ。EMSを2台繋いだマスターの演奏また聴きたいなああああ。あんなかっこいい大人そういない。いま思えば夢のようなお店だった。
■5/7 新しく買ったマイクでフィールド・レコーディング。さらに音が悪くなった気もするが、それがかえってよい気もする。これをOKテイクとしよう! この録音は夏まえにはコンピCDに収録される予定になっています。映画『星降る夜のリストランテ』を観た。『あんなに愛しあったのに』を撮ったエットーレ・スコラ監督作ということで、期待して観たものの、あまり楽しめなかった。レストランにいろんなお客さんが来るだけ、では物足りない。夕方に家を出る。帰省。
■5/8 「母の日」ということもあって帰ったのに、両親は父親の母(つまり僕の祖母)に会いに出かけ、家には誰もいない。なんだかなあ…。夕方、水戸芸術館へ。今は海洋堂の展覧会をやっているようだ。その前にやっていたアーキグラム展を見れなかったのが残念。水戸芸術館内にあるナディッフ系列のお店『コントルポアン』へ。じつはナディッフ本部で精算したときの各店鋪の在庫数から判断し、『コントルポアン』での取り扱いは終了したのだと誤解していたのだけど、置いてくれてました。ありがとうございます! 残り一冊だったので、もし水戸のかたで興味のあるかたがいらっしゃいましたらお早めに!(万一売り切れても、店員さんにいえば、取り寄せられると思います)店長さんはお休みだったのだけど、なんと偶然に、高校生の頃に通っていたレコード屋『ロックボトム』の店長さんに会った。『nu』を何度も読んでくれたようで、たいへんうれしい。今はレコード屋は畳んでしまったのだけど、何らかのお店はやりたいとのこと。店主の顔の見えるお店ならレコード屋でなくてもいいと思う、と仰っていました。全くその通りだと思います。やっぱり“場”が大切。
■5/9 岸野雄一プレゼンツ円盤大学。クッキーシーンの伊藤さんがゲストだったのですが、今日が雑誌の校了とのことで、残念ながら1時間程度しかお話できませんでした。残りの時間は岸野さんと田口さんでトーク