グレーはまさに絵画的な色であると言える。

nununununu2004-11-25

ロスアプソンに追加の納品を済ませ、帰省。
電車で李 禹煥(リ・ウファン)『余白の芸術』を読む。「もの派」のリーダー的存在で、彫刻や絵画をつくっている人らしい。実は作品はみたことがない。図書館で何となく手にとってみたら、まさにいま関心のある内容だったので借りてみたのでした。「芸術作品における余白とは、自己と他者との出会いによって開く出来事の空間を指すのである」とのこと。「作品の素材の選択や構成や制作行為を最小限のものに止めるという意味で厳しく自己を限定しており、無規定な素材をそのまま用いたり周りの空間を受け入れるという意味で複合的でややこしい。つまり自己を最小限に限定することによって最大限に世界と関わりたいわけだ。」同感です! そういえば、マット・デイヴィスが「もの派」の本を探しているんだけど知らないか、と宇波くんに聞かれたのを思い出した。世界的に有名なのだな。いつか作品も観たい。