わからないことがないことが なかった

夜に、笹塚のSPOTTED PRODUCUTIONSで
ロボゲイシャ』の緊急試写会(おくらカレー付)。
井口監督の前作『片腕マシンガール』は大ヒットを記録し、
缶入りDVDもベストセラーに(特典冊子の井口昇×大林宣彦は必読)。
世界中の映画ファンに歓迎されたわけですが、
ぼくはそこまで好きではなかった。
しかし『ロボゲイシャ』は大好きな映画だった。
抜群のテンポで、ツッコミを入れる隙もなく(?)、
気がつけば、みごとなエンディングシーンを迎え、
あっけにとられ、そして、ほんわかした気持ちに。
(じつは)老若男女たのしめる映画だとおもいます!
目隠ししてると、勝ち負けがわからない(by松尾スズキ

併映で、
ボイン・ザ・ボイン(守屋文雄×水沢紳吾)の「プリン」(名演!)、
名古屋の映画館で、スクリーンと客席の間に立って、
映画とは、みなさんの中に投影されて感じられる
それぞれの映画のこと、とのお話に続き、
この立ち位置はスクリーンに背を向けていて失礼なのだけど、
でもここはいいですよ、みなさんの素敵な顔がみえる。
世界中の人たちがこんなにいい顔をしていたら、
戦争なんておこるはずがない、との
大林宣彦監督のご挨拶。


そして、
あんにょん由美香』公開記念イベントで、
豊田道倫さんと川本真琴さんが、
あんにょん由美香』に
ぴったりの曲を歌っていて、
しかもすごく聞き覚えのある曲で、
それは、すきすきスウィッチの「おみやげ」だった。


10年くらいまえに、円盤田口さんの家で
すきすきスウィッチを聴かせてもらった。


彼のおみやげはなにかな?
彼女のおみやげはなにかな?


(ディスク・アーケストラ辰秋/so far songsの)B面の「おみやげ」はレーベルとは関係無い佐藤幸雄さんのやっていたすきすきスイッチのカバー。この世界に足を踏み込んだ初期に僕はこの人に大変お世話になった。佐藤さんの世界はいつか絶対CDとしてまとめたい。(田口史人)

音楽って、音楽だけじゃないんです。