七歳美郁と山下菊二

著:陸 凡鳥 イラスト:甘塩コメコ
『七歳美郁と虚構の王1999』(ガガガ文庫)の
デザイン担当しました。

七歳美郁と虚構の王1999 (ガガガ文庫)

七歳美郁と虚構の王1999 (ガガガ文庫)

1999年末、多くの犠牲者を出した《拡大人的破壊》。それを企てたのは、ひとりの天才、九重白雪だった。なぜ彼女は、かくも悲惨な事件を引き起こしたのか? 彼女の目的とは何だったのか? 隠されてきた真相が、いま、白日の下に晒される。親友・七歳美日月とのつながり。謎の青年・階絶無との関係を通し、次第に明らかになっていく世界の秘密。結末へ向け、物語は加速する。『七歳美郁と虚構の王』シリーズを裏側から描く過去編にして、正統本編。すべての答えは、切なる願いとともにある。


日曜美術館で山下菊二特集。
山梨県でおきた地主と農民の争いを描いた
代表作「あけぼの村物語」は、
鑑賞者が、農民側でも、傍観者でもなく、
告発される地主の立場で
作品と向き合うことになる
と、岡崎乾二郎さんは指摘。