何が起こったか?

nununununu2005-03-19

そういえば、昨日は榎倉康二展にも行ったのだった。李禹煥の著作を読んで「もの派」に興味をもったものの、それらの作品に触れる機会をもてずにいたので、今回の展覧会はたいへん楽しみであった。会場の四面に布を配した作品など、なかなか他では体験できないような異質な空間を現出しているように感じられるものもあったけれども、やはり回顧展のように、これまでの軌跡を辿るような提示の仕方は向いていないのだろうとも思った。配置する空間を考慮してはじめて成り立つような作品が多いだろうから、年代順による配列では、それぞれその場にある必然性が感じられず、本来もちえただろう存在感を損ねてしまっているように思えたのだった。作者がすでに故人であるのが残念である。とはいえ、榎倉康二を知るには十全に機能していると思うので、観ることが出来てよかったとは思う。http://www.mot-art-museum.jp/ex/plan_h16-05.htm
今日は『何がジェーンに起こったか?』を観た。ショック! 何これ!? 滅茶苦茶おもしろい!! 照明や音楽もいいし、何もかもが最高。アルドリッチか…。やはり次は『カリフォルニア・ドールズ』!?
■3/11(月)円盤大学のゲストはミュージック・マガジン高橋修さんです。20時〜。1000円(1ドリンク付)円盤 http://www.enban.org/