瀧口修造

nununununu2005-02-19

世田谷美術館瀧口修造展を見に行く。瀧口の所蔵品の展示がメインなのだけど、やはり目をひいたのは彼のデカルコマニーだった。インクのついた紙を重ねることで生じる模様をひとつの表現として提示したもの(という説明が適切とも思えないけど取りあえず)。それはまるで生命力そのものを視覚的に定着したかのような様相を呈している。手法もシンプルで鮮やかだ。印刷物だとインクの質感が損なわれることも多いので、実物をご覧になったことのない方は是非会場に足を運んで観てほしいです。彼のドローイングも印象に残った。
関連企画の高橋悠治のミニライブもたいへん素晴しいものだった。武満徹の楽曲二曲と彼が好んだというバッハの楽曲一曲を披露。バッハがやけに新鮮に響いた。彼の話によると明日は武満徹の命日であるらしい。そういえば明日は現代の武満徹宇波拓の録音があるのだった。開演後に友だちとお茶する。http://d.hatena.ne.jp/hello_world/

http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html