ECD

nununununu2005-01-24

今日は岸野さんが講師をつとめる『円盤大学』の二日目。ゲストはECDさん。自分でレーベルをやるようになるまでの経緯をお話いただきました。大事なのはやはり、「その時」どうあるか、なのでしょう。彼が自分でレーベルをやっていることはその結果でしかない。どうしてイシグロさんやツボイさんのような人たちと出会えたのかは、教えることができない、という発言からも、それがうかがえると思います。
今日読み終えた酒井隆史『暴力の哲学』という本の中で、フォーク歌手、加川良の「教訓1」という曲を、日常のなかの「男らしさ」のゲームから脱落することを、反戦に結びつけたもの、として、歌詞を引用しながら紹介しているのですが、たまたま今日のお話の中で、この曲に影響を受けた、とECDさんは仰っていました(ちなみにこの本ではECDさんのことばも引用されています)。【青くなって しりごみなさい にげなさい かくれなさい】というような歌詞です。得体の知れない何かに巻き込まれそうになったら、にげよう、と思う。