唇からナイフ→フランケンシュタイン→ルパン

nununununu2005-01-12

昨日『唇からナイフ』を観たので、フのつくものということで、『フランケンシュタイン』(1931)鑑賞。フランケンシュタインとは怪物の名前ではなくて、怪物を創った科学者の名前なんですね。科学者たちが立ち向かってくるから怪物は反撃するのだし、少女を溺れさせてしまったのは意図に反することだったわけですが、花嫁の部屋に侵入して彼女を襲うのは不自然ではないかと思うんですけども。これでは、まるで怪物が悪者のようだ。続編もあるので、機会があれば観てみたい。
ちょっと消化不良だったので、もう一本観る。『フランケンシュタイン』の語尾はンなので、しりとりなど無視して、『ルパン三世 カリオストロの城』を。監督は宮崎駿。映画版ルパンの中で一番人気があるようなので、ずっと観てみたかった作品なのです。全体としては、ひじょうに楽しいのですが、お姫さまとルパンの関係だけちょっと気になりました。お姫さまが可憐な少女で、すごく気のきくイイ子で、ルパンも今回はやけにロマンチック。劇画のルパンが好きな人は、違和感があるんじゃないかな。不二子ちゃんもあんまり出てこないし。俺の理想の女の子ってこんな子なんだ、って説明されているような…。子ども向けに作ったのだとしても、少女が感情移入できるとも思えないし…。いがいと意見の分かれる作品ではないでしょうか。

■1/17から岸野さんが講師をつとめる『円盤大学』が始まります! 勿論場所は円盤です。
講師:岸野雄一/ゲスト:行達也(下北沢モナ・レコード)
円盤大学、始まります。これは単なる教養講座とは違って、毎回、各界から最前線で活躍している方を招き、岸野が実践的なアプローチをお聞きするという、現場指向の大学です。最初のシリーズは「実践的インディーズ・レーベル講座/経営学部編」。個人での立ち上げから運営、資金面での問題点、等々、あなたが知りたいと思っていることが解明されます。実際にレーベルを作らなくても、現在のシーンがどのような構造になっているかを解明できるため、批評家、ライター指向の方も参考になるはず。さまざまなアプローチで音楽界を切っていきます。超豪華ゲスト陣も続々予定されています。スタンプカード、奨学金制度、卒業証書、等、さまざまな制度が企画中です。乞うご期待。

■前日の16日には、同じく円盤でThe Men From World War Zero(岸野雄一宮崎貴士・岡田裕二)のライブもあるようです。詳しくは下記をご覧くださいませ。
http://www3.tky.3web.ne.jp/~gamakazz/kishino/