曽我部恵一

nununununu2007-05-29

装幀の打ち合わせでアニメーション作家の山村浩二さんにお会いした。奥さんと数人のスタッフで運営されているという仕事場はすてきな佇まいだった。いつかこんな仕事場を構えられたらいいな。
帰りに今月いっぱいで閉店となるCDショップ「Tahara」に立ち寄ったら、曽我部恵一さんがいてびっくり。これからインストア・ライブがあることを知る。サニーデイサービス時代の曲も含めて約40分。いろんな想いがよぎった。きっと曽我部さんを知らないお客さんも沢山いるなかで、ジョークを交えながら、手拍子に合わせながら、「Tahara」町田店でギターを掻きむしって歌う曽我部さんをかっこいいと思った。まだ学生だったころ(もう10年になる…)、サニーデイサービスの音楽は、いたるところから聴こえてきた。90年代を振り返るとき、頭の中でサニーデイがかかってしまう人は、きっと沢山いる。学校の帰り道に「♪おんぼろ列車に乗って田舎道」などと友だちが口ずさんでいたのをよく覚えている。しかし、ひょっとすると渋谷系に終止符を打ったのは彼らだったのかもしれない、とも思う。はっぴいえんどの模倣とも呼ばれたサウンドは喧噪のあとの渋谷から違う場所(下北?)へと連れていってくれたようにも思うし、今にしてみると、どの曲も別れの歌だったような錯覚すらおぼえます。CDジャケットのデザインは信藤三雄でなく小田島等さん。とすると、彼が渋谷系を終わらせたのかも?(ここらへんのことはいつかちゃんと考えてみたい) 今日はひさしぶりに家でビールを飲んでいますが、エビス〈ザ・ホップ〉ではありません……。http://www.yebisubar.jp/thehop/interview.html