野田努×三田格×佐々木敦

nununununu2007-05-26

5/24 渋谷のマイクロオフィスで『野田努三田格の"月刊・タイトル未定"』。テクノの15年を振り返える。90年代の中頃、テクノに可能性を感じて『REMIX』を読んでみたものの、どうもしっくり来ず、気がつけば佐々木敦さんのリビューコーナー(なんとかロックとかいうカテゴリーだった記憶があります)しか読まなくなり、正直いうと『REMIX』のよい読者ではなかったのですが、そういう人はじつは結構いるのでは?(『nu』1号で虹釜さんもそのことを指摘していました) その後PANASONICやNOTOが、テクノでは満たされなかった欲求に応えてくれたり、テクノのフィールドからの再評価もあり、現代音楽のスティーヴ・ライヒのようなミニマル・ミュージックピエール・アンリのようなミュージック・コンクレートや(どちらもテクノ・アーティストによるリミックス盤のリリースあり)、ジョン・ケージなどを聴いてみるようになるわけですが、インテリジェント・テクノからテクノイズ、ミニマル・ミュージック、「4分33秒」を経て、ほとんど楽音の聴こえないいわゆるオフサイト系に向かった個人史も振り返ってみて、自分の分かりやすさに呆れました……。
5/25 明大前のキッドアイラックホールでライブ。analogic (坂本拓也、中村修)、Serge Baghdassarians / Boris Baltschun duo、直嶋岳史/戸塚泰雄/宇波拓 trio。演奏中、なぜか『まんが日本昔ばなし』の絵が浮かんで頭からはなれなかった。有意義なひとときでした。
5/26 はじめて「ありぢごく」を聴いてみたら、意外とよかった。