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ひさしぶりに風邪をひいてしまった……。

3/30　午後に東銀座で『インビジブル・ウェーブ』の試写を鑑賞。主演：浅野忠信、監督：ペンエーグ・ラッタナルアーン、撮影：クリストファー・ドイル。静かに狂っていて、すごくよい。未見ですが、これらのコンビではすでに『地球で最後のふたり』という作品があるそうです。夕方に渋谷で黒沢清『叫』鑑賞。凄すぎる。目を逸らすべきではない、しかし誰もが無意識に目を逸らしている事実……。
http://www.cinemart.co.jp/iw/
http://sakebi.jp/index.html
3/31　新宿のバー風花にて、古井由吉主催の朗読会。まず古井由吉。夜桜のことなどすこし話したのち、陽炎についての詩を朗読。その朗読自体がまるで陽炎のようでもあった。続いて、中原昌也。演奏をしながらの朗読。この会のための書き下ろし。さきほどより目前で人名が次々と読みあげられている。次第にその中に知人の名前がないか探してみようともするのだが、しかしそもそもその知人とは本当に自分にとっての知人なのか？　そう思い込んでいるだけではないか？　断言することなど誰にもできない……といった内容だったと思います。続いて、秋山祐徳太子が飛び入り参加。新刊『ブリキ男』のサイン会の帰りらしく、その本のなかから、温泉でひとり噴水のように放尿していたら友だちが入ってきてその後あまり旅に誘われなくなった話など数篇を朗読。すごくエネルギッシュで展開が早い。続いて多和田葉子。螺旋を描くように詩が書き込まれているCDサイズの丸型の紙を紹介し、それを朗読。そのほかにも著書から数篇。あまりに朗読がじょうずで（ドイツでは普段も朗読しているのでしょう）、心地よすぎて、あまり内容が入ってこない…。たどたどしいくらいのほうが、いいな。
4/1　西永福から歩いて15分ほどの善福寺川緑地にて花見。谷内くんの手のこんだ特製激うま鍋＆ちらし寿司で贅沢なひととき。Sさんのにごり酒もおいしかった。子どもたちがはしゃぎまわる。天気がよい。いい感じになったダシに後ろ髪を引かれつつも、千駄ヶ谷のループラインへ。Jean-Philippe Gross + 戸塚泰雄、古池寿浩 + 直嶋岳史、Xavier Charles + 川口貴大。やけくそ。終演後、古池くんと直嶋くんとで中華料理屋で軽く打ち上げ。
4/2　風邪をひいたか？
4/3　風邪をひいた！　
4/4　円盤でライブ。出演は、はて／NTT（直島岳史、徳永秀豪、戸塚泰雄）／平間貴大／ミヤカワイヅミ（サボテン／BONSAIt）。ミヤカワイヅミさんは、笙野頼子のお母さんに関する短編を朗読しながらの演奏。はては、渋めのインプロ系（？）。平間くんはザ・ビートルズ『マジカルミステリーツアー』を45回転（さらに早かったかも）で再生し、そのご針の音。ブツ、ブツ、ブツ。NTT全員風邪のため打ち上げせずに解散。
4/5　風邪悪化。一日中寝ていた。
4/6　一日中寝ていた。
4/7　一日中寝ていた。コンビニにプリンを買いに5分ほど外出。少し回復。
4/8　治ってきた。明日入稿予定の仕事を再開する。
4/9　無理矢理仕事を終えたものの、入稿は明日に。風邪治る。
4/10　新宿にて入稿。高田渡の紙ジャケコレクション5W（タンポポ団含む）、5/25発売予定です。ライナーに細馬宏通さん！　http://blog.diskunion.net/user/yaji/yaji/　夕方、西荻窪で所用。
4/11　家で作業していたと思います。
4/12　久我山で所用。夕方、下北で＿さんと密談。
4/13　西荻窪で所用。
4/14　ABC本店で松田行正さんのトークショー。『はじまりの物語 デザインの視線』刊行記念。必読。大変刺激を受ける。
4/15　午後から東京国際フォーラムで中垣信夫さんが発起人のミームデザイン学校のシンポジウム。講演はカスパー・シュワーベさんと祖父江 慎さん。おもしろい。代官山に移動して「晴れたら空に豆まいて」にて凹さんと＿さんとCes Chiens（早川義夫・佐久間正英）＋HONZIを鑑賞。下北沢で編集会議。
4/16　家で作業。締め切りがとうに過ぎてしまった原稿をどうにか仕上げる。