nununununu2006-04-06

4/1の『闇打つ心臓』公開記念のオールナイトは、かなりよかった。
いずれの作品も素晴らしかったし、トリの『シャッフル』のぶっ飛び具合は、
ふとギラギラナイトの最後に裸のラリーズを爆音で聴いたことを思い出すほど
強烈なものではあったが、やはり特筆すべき作品は8ミリ版『闇打つ心臓』だろう。
この作品には他に代えのきかない何かがある。それは何だろう。
『九月の冗談クラブバンド』撮影時に不慮の事故に見舞われた長崎監督は、
リハビリ中の病院にて、これまで接することのなかった人たちと出会うことで、
これまで如何に限られた世界に身を置いていたのか、ということを意識させられたそうだ。
その後に作られたこの作品はそれゆえか、生(性)と死についてじんわりと考えさせられる。
この作品が現在に於いて、どのようなかたちで再生されるのだろうか。http://www.yamiutsu.com/index.html
音楽は大友良英さんです。

オールナイトで観た作品の他、DVDで山川直人パン屋襲撃』、映画館で塚本晋也『HAZE』を観た。
山川直人はとてもセンスが良く、安っぽさがない。『HAZE』は想像通り過ぎて……。

いま出ている『ロック画報』にリビューを書かせていただきました。http://www.bls-act.co.jp/bm/detail.php?wpid=3159<id=42&mgid=424